志望校の決定と願書取り下げ方。都立高校編

都立高校入試

迷いが生じるのは安全圏でない場合と「絶対都立に合格する」と考えている場合になるはずです。

都立高校の志望校の決定についてと願書の取り下げ方を心理面から実際の取り下げ方まで詳しく記載されています。受験生にとっては少しでもわからないことを排除していく事は重要です。何時なんどきでも知っておきたい情報です。

 

都立高校の願書提出が間近です。2月に入ればどこの都立高校に願書を出すかは決めている人が多いでしょう。もちろん自分の志望校を持ち、そこに合格するために頑張ってきたのだから当然と言えば当然のことです。

しかし、ここに来て迷うことも、願書取り下げの事を考えることも当然のことです。

 

どのようなケースがあるでしょう。

 

第一志望の都立A高校は安全圏ではない場合、「絶対都立に行く」と考えている人は志望校を安全圏のB高校で出すことが良いと私は思います。「受かるかもしれない」A高校を受験して不合格は避けたいからです。1ランク下げてB高校に合格し、「1ランク下げなくてもA高校に受かった」という結果を目指してもよいのではないでしょうか。ただし、B高校を受験してA高校でも合格できる得点を取って合格した場合、悔いが残るのならA高校を受験してください。その場合A高校を不合格となった時に、後悔することは絶対許されません。「絶対都立に行きたい」人が「受かるかもしれない」A高校を受験することは大きなかけです。その場合は「絶対都立高校へ行きたい」ではなく、「第一志望がA高校」で、たまたま都立だったケースとなります。その場合は併願する私立高校で3年間頑張れる覚悟を決めて、A高校へ願書を出すことになるでしょう。

志望校が合格圏ギリギリの場合は悩みどころです。少なくとも都立高校受験は、都立高校に合格したいのか、合格したい高校が都立高校だったのかによって、願書を提出する高校決定のポイントとなるでしょう。

願書取り下げを考えて願書を出す人は、上位ランクのA高校にまず願書を出すことが基本です。まず下位ランクのB高校に出して、上位のA高校の倍率が低いという理由からA高校に再提出をするのは極めて危険です。それは、A高校に願書を出している人の方が高学力だからです。ただし、倍率が確実に1.00倍を切るのならそれでも合格となりますが、中位から上位の都立高校ではそれは考えにくいことです。

倍率1.00倍を切ると、いわゆる“全入”となります。しかし、入れたとしても本当にその人が3年間頑張れる学校かどうかは別モノです。高校は義務教育ではありません。必ず卒業できるとは限らないからです。どうしても目の前の合否が気になるのはわかりますが、大切なのは合格した後である事を忘れずにいてください。合格することは何のためかを良く考えることです。

願書は取り下げない事にこしたことは有りません。取り下げないで済むように、まず出すことが第一です。

ただし、ほとんど合格の可能性が無い場合は取り下げ再提出です。また、確実に合格するために低倍率の高校に(ランクを下げて)出し直すことはOKです。

悔いのない高校受験をするために、最後の決断が重要なのです。4月にどんな制服を着るのかはわかりませんが、入学する学校がその人にとって最も良い学校になるのです。

 

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都立高校、志望校の決定と願書取り下げ